無意識に書いた日記

意識は少し高めです。

『異世界転生』について

最近自律神経が乱れております、ようひです。
ちゃんとした時間に寝ないと人間バグっていくようです。多分陽の光が関係してると思うのですが、それでも……ねぇ?
深夜に起きてしまうのは、ネットだったり仕事だったり、身の周りに溢れてるからですかね。
はい、どうでもいい前置きでした。

ということで、今回は具体的な事を書いていきたいと思います。
まず、自分が目指している小説について。
僕が小説家になりたい理由は、中学時代にライトノベルを読んで、あっなにこれいいなぁと思ったからです。
今だから言えることですが、授業中でも読んでいました。あるあーるですね。
そうすると、やっぱりそれぐらい読者がめり込んでくれるぐらい内容が気になる本を書きたい。
次のページを捲りたい! と思わせたい。

では、まずは今、世間一般ではどんな本が好まれるのか、考えましょう。

今、ライトノベル界は異世界転生ブームですね。考える必要もありませんでした。
昔から転生はあったのにも関わらず、ここ数年でうなぎ昇りの人気です。
何故か? 
色々と理由はあると思いますが、やはり読者にとって「面白いから」だと思います。
そんなの当たり前じゃん! って感じですが。
しかし、意外にも冷静に分析していくと、何が面白いのかが分かってきます。
それは、異世界転生のメリットに隠されています。

◆メリッツ

1.主人公には現実の知識があるため、いわゆるネットスラングや一般常識を持ってくることが出来る。
これは「萌え」とか「笑い」をそのまま読者と一緒に辿ることが出来る最強の仕組みです。
ほぼこれだけで面白くなります。僕も読んでいて面白いです。
つまり、異世界と現実のギャップによるボケ・ツッコミを即座に展開することが出来るのです。
時代は即戦力ですから、冒頭でグッと読者の心を掴む訳ですね。

2.異世界をテーマに出来る
異世界転生は純粋な「異世界ファンタジー」の側面も持っているので、要は「異世界と現実のハイブリッド」が出来上がります。
つまり、異世界の最も面白いシステムである「世界観」を兼ね備えているということです。
そして、上記と合わせてその「世界観」を旅する主人公のギャップが面白く感じるのです。
異世界の世界観のみを楽しむのも良し。
主人公の慌てぶりや知識による捌きを楽しむのも良し。
純粋ファンタジーの二倍美味しい訳なのです。

これかいていてやっぱり異世界転生は凄いな、と思います。
ですが、メリットだけではありません。


◆デメリットさん

・物語が単調になる

世の中では「異世界転生」が跋扈しています。
それは、ただ異世界転生を書いた作品は同じ内容になってしまう、ということです。
僕の体感では、ラノベを読む人間の4割が異世界転生に飽きていると思います。
事実、僕もその中の一人です(4割はほぼ体感です。もしかしたら僕だけかもしれません)。
何故かというと、やはり上の理由である「単調になる」が挙げられます。
具体的な物語の流れを見ると、

主人公が現実で命を落とす→異世界転生→異世界すげー!こんなことも出来るぜ!→色々と世界に慣れて行く→異世界で問題発生→解決→新たな問題→解決→以後ループ

という流れしか動かせないのです。
特に最初のトラック事故。このネタにする方法もありますが、偶然の事故でしか始まることがない。
勿論その中で独自のエッセンスを加えている物語もあるかと思います。
しかし、その後の構成も同じ中で、「異世界転生」として抜きん出るのは、最早難しいと思われます。
それ相応の発想と新しさが無ければ世の中が面白いと震撼する作品は生み出せません。


しかし、こうもまだ異世界転生ブームが続いているとすると、世の中に出ている異世界転生の作品は作者の情熱と発想がふんだんに含まれていると読めます。
実際読んでみると、一人ひとり違った価値観が現れているので、面白いです。
しかし、異世界転生でベストセラーになるのは……運と根気が必要ですね。
これほど皆が喰らいつくしたジャンルでまだ再生可能なエネルギーがあるのでしょうか?
僕はまだまだあるとは思いますが、でも限界は近いと思います。そのうち「これあの作品に似てる」とか「○○のパクリじゃん!」ってことになる。同ジャンルでの被りは即ち先に有名になった著作の方が強いですから、まず勝てません。


なので、大事なことは、
「どういった作品が受け入れられるか?」を常に考えて、なおかつ自身が面白いと思う調味料を加えていくことです。

僕が思いつくエッセンスとしては、

異世界転生
+ダークファンタジー(魔王だと使い古されているので、例えば復讐に燃える主人公が異世界に引導を渡すとか)
エログロナンセンス(グロをプッシュすればダークファンタジーに近いものになる)
+完全ギャグ(これは既にあるか?)
+日常系(農場経営・居酒屋切り盛りとか面白そう)

……案外難しそうですね。
簡単に「世に受け入れられる美味しい料理」は出来そうにありません。
美味しいは当たり前。
その味は広く受け入れられそうか? 
常に考えていく必要がありそうです。

◆まとめ

最初は作家も気になる「異世界転生ブーム」についてまとめました。
僕は異世界転生ではなく、純粋ない世界ファンタジーを書いていたいと考えています。
そのためには……異世界転生の二倍面白いと思える内容で勝負しなければいけません。
どうあがいても無理じゃん! と思われますが、私は出来ると思います。
勝負の仕方は『世界観』と『伏線』です。
世界観は終始ワクワクするような内容を。
伏線は読者があっと驚くような伏線を。
世界観は異世界転生にも当てはまりますが、伏線は難しいでしょう。
なぜなら、主人公が「現実から出てきた」だけで一種の伏線は貼ることが不可能になるからです。

奇抜な発想とまではいきませんが、どういうエッセンスが格段に物語を面白くするのか?考えていきます。